JR「鉄道の日記念・JR全線乗り放題きっぷ」を今年から「秋の乗り放題パス」として発売

2012-09-27 シェア Yahoo!ブックマーク このページをはてなブックマークに追加
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JRグループが例年10月14日の「鉄道の日」に合わせて販売していた特別企画乗車券「鉄道の日記念・JR全線乗り放題きっぷ」を今年はJR発足25周年を迎えたことから、装い新たに「秋の乗り放題パス」として2012年10月5日(金)から発売する。
この「秋の乗り放題パス」は、全国のJR線の普通と快速列車の普通車自由席が3日間乗り降り自由になる切符だ。発売期間は、10月5日(金)~10月19日(金)で、利用期間は、10月6日(土)~10月21日(日)、価格は、大人7,500円・子ども3,750円で、全国のJRの主な駅かJRの旅行センター及び主な旅行会社などで発売する。3日間使用した場合、一日当り2,500円とひじょうにお得な切符なので、この秋は「秋の乗り放題パス」で、普通列車ののんびりした旅を楽しんでみては!
昨年までの「鉄道の日記念・JR全線乗り放題きっぷ」と比べて「改悪じゃない?」との声もちらほら聞かれる「秋の乗り放題パス」だが、きっぷの内容がこれまでと何がどう変更になったかを共通点の多い「青春18きっぷ」も含めて比較してみた。
変更点や青春18きっぷとの主な違い
秋の乗り放題パスJR全線乗り放題きっぷ青春18きっぷ
効力※1連続する3日間※23回(人)※35回(人)※3
価格
(子ども)
7500円
(3750円)
9180円
(4590円)
11500円
(設定なし)
一日(回)当り2500円3060円2300円
複数名利用利用不可利用可※4
自動改札利用不可※5利用不可
利用範囲利用できる列車・路線の範囲はすべて同じ
詳細は次項目を参照
※1補足:日付をまたいで運転する列車に乗車した場合、0時を過ぎて最初に停車する駅まで有効。ただし、東京付近及び大阪付近における電車特定区間内については、終電車まで利用できる。
※2補足:飛び飛びの日に利用することはできない。
※3補足:回数分なので飛び飛びの日に利用することができる。
※4補足:複数人数がともに行動する場合、入場・出場する場合は常に集団で行動することが原則となる。
※5補足:北海道&東日本パスと同じ日付指定タイプなら自動改札に対応する可能性が高いと思われたが、JRに確認したところ自動改札には対応しておらず、乗車時に改札口で利用日の記入を受けてくださいとの返答であった。
乗車できる列車と座席
  • 全国のJR線の普通・快速列車の普通車自由席
  • JR西日本宮島フェリー宮島航路(宮島口駅 - 宮島駅)
  • 一部私鉄等のJRの運賃が適用される区間など※1
  • 普通列車扱いで運行される列車代行バス
  • 下記グリーン券・座席指定券・乗車整理券・ライナー券を購入すれば乗車できる車両・座席
    普通・快速列車のグリーン車自由席※2
    普通・快速列車の普通車指定席
    セントラルライナー及びホームライナー
※1補足:のと鉄道七尾線「七尾駅 - 和倉温泉駅」間や東京メトロ千代田線「綾瀬駅 - 北千住駅」間など
※2補足:グリーン車指定席には乗車できない
特例で乗車できる列車と座席
  • 下記特例区間の特急列車・急行列車の普通車自由席、ただし当該区間内相互発着の場合に限る※1
    奥羽本線「青森駅~新青森駅」間
    津軽海峡線「木古内駅~蟹田駅」間(普通の運行なし)
    石勝線「新得駅~新夕張駅」間(普通の運行なし)
  • 宮崎空港線「宮崎駅~宮崎空港駅」間の特急列車の普通車自由席※2
  • 青い森鉄道「青森駅 - 野辺地駅 - 八戸駅」間の普通・快速列車、ただし通過利用する場合に限る※3
※1補足:当該区間内相互発着とは、特例区間内の停車駅から特例区間内の停車駅までが乗り降りが可能ということ。もし特例区間外の停車駅にまたがって同一列車を利用する場合は、当該特急・急行列車の乗車全区間の通常の運賃・特急料金がかかる。
※2補足:当該区間外にまたがって乗車する場合、運賃・特急料金は特例区間外のみで計算される。
※3補足:八戸駅・野辺地駅・青森駅以外で乗車・下車する場合は、乗車全区間の運賃が必要になる。
乗車できない列車と座席
  • 特例以外の全国のJR線の特急・急行列車
  • グリーン車指定席を連結する普通・快速列車のグリーン車
  • 新幹線
  • 私鉄・第三セクター鉄道・東京地下鉄(メトロ)など※1
※1補足:JR線と直通運転をしている場合でも利用区間分の運賃が別に必要。
つまり「秋の乗り放題パス」を簡単にまとめると、乗車できる列車や座席は「鉄道の日記念・JR全線乗り放題きっぷ」や「青春18きっぷ」と同じ。ただし、1枚のきっぷを複数名での同時使用をしたり、飛び飛びの日に利用することができなくなったということだ。
連続した3日間というのは、北海道&東日本パスの連続した7日間と同じで、まとまった連休が取れない社会人などには不利なしくみなので、これが「改悪」と言われる理由である。その代りに価格が1680円値下げされ、青春18きっぷ並の価格になっているので、上手に利用すればかなりお得な旅が可能だ。
もし二連休しか取れない人の上手な利用法として、前日の会社が終わった時間から行けるところまで行くという使い方がある。たとえば東京駅を平日19時00分発の湘南ライナー(別途ライナー券500円が必要)で出発した場合、23時25分には静岡県の浜松駅に到着する。東京駅-浜松駅間の通常運賃は、4310円なので、夜から出発しても一日当り分が1810円も得してしまうのだ。ちなみに新幹線なら7560円(乗車券:4310円, 特急券等:3250円) かかる。
今年の「秋の乗り放題パス」の利用期間に運行している夜行列車は、10月5日・6日23:54発(新宿駅を発車する日時)の「新宿駅-白馬駅(長野県)」間を結ぶ「臨時快速ムーンライト信州」のみ。下り松本方面の日付変更駅は、0:29発の立川駅。ムーンライト信州は、全席指定なので指定席券(510円)の予約が必要。
なお、JR西日本が販売している「鉄道の日記念 JR西日本一日乗り放題きっぷ」は今年も引き続き発売する。乗車日当日限り有効の1日フリーパスで、JR西日本全線の普通・快速列車の普通車自由席とJR西日本宮島フェリーがおとな3,000円、こども1,500円で乗り放題となる。利用期間は、「秋の乗り放題パス」と同じ10/6(土)~21(日)で、販売期間は、10/5(金)~21(日)。JR西日本の駅および主な旅行会社で購入可能。JR西日本のみの移動で1~2日のみの利用ならこちらの方がお得。
<お詫びと訂正>
秋の乗り放題パスの自動改札について「利用可」という記載をしていましたが、誤りでしたので訂正させていただきました。正しくは「利用不可」です。読者の皆様ならびにご迷惑をおかけしました関係各位の皆様に深くお詫び申し上げます。
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