十和田観光電鉄線の記憶 [1]

十和田観光電鉄線の記憶のイメージ 青森県三沢市の三沢駅から十和田市の十和田市駅までを結んでいた十和田観光電鉄線(とわだかんこうでんてつせん)の廃線前の記録です。
公開日:2012-04-05
シリーズ:廃線前/跡の記憶
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十和田観光電鉄線の記憶 Memory of Towada-Kanko Line

十和田観光電鉄線の記憶

INDEX
[1] INDEX、十和田観光電鉄線とは
[2] 三沢駅
[3] 大曲駅 - 柳沢駅
[4] 七百駅 - 古里駅
[5] 三農校前駅 - 高清水駅
[6] 北里大学前駅 - 工業高校前駅 - ひがし野団地駅
[7] 十和田市駅
[8] 十鉄ダイジェスト動画/読者プレゼント

十和田観光電鉄線とは

十和田観光電鉄線(とわだかんこうでんてつせん)は、青森県三沢市の「三沢駅」から十和田市の「十和田市駅」までの営業キロ14.7kmを結んでいた十和田観光電鉄(愛称:十鉄(とうてつ))の私鉄のローカル線である。2012年(平成24年)3月31日にラストランを行い、4月1日付けで廃線になり、1922年(大正11年)9月開業からの89年間の歴史に幕を閉じた。4月1日から同社により鉄道代替バス十和田三沢線(三高正門前 - 十和田市駅 - 三沢駅 - 三沢高校前)が運行している。
十和田観光電鉄線は、1970年(昭和45年)度の年間利用客165万人をピークに毎年乗客が減少。2010年(平成22年)12月に東北新幹線「七戸十和田駅」が十和田市の隣町である七戸町に開業したことで、十和田湖周辺への観光客の乗客減に拍車をかけた。最終的に廃線のきっかけとなったのが、2011年(平成23年)3月11日に発災した東日本大震災で、鉄道事業の赤字を補っていた同社のホテルやバス事業など観光部門の収入減により同社の経営状況が急速に悪化したことによる。
全11駅中、三沢駅と十和田市駅の2駅以外はすべて無人駅になっており、出札・改札もなくホームだけの駅であった。全列車が三沢駅-十和田市駅間の運転で、途中駅を始発・終着とする列車はなかった。また、複線区間はなく全線単線である。列車交換は、七百駅でのみ可能であった。ちなみに柳沢駅と七百駅との間で、地下を通る東北新幹線と交差している。
車両は、廃線時点で7700系・7200系・モハ3400形・モハ3600形の電車計10両、ED300形・ED400形の電気機関車計2両、トラ300形の貨車2両が在籍していた。

十和田観光電鉄線 路線図

十和田観光電鉄線 路線図 Memory of Towada-Kanko Line
Googleマップで見る(三沢駅)
※この特集記事に掲載の写真はすべて、2012年(平成24年)3月28日(水)に訪れた時に撮影したものです。
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